2015年4月23日木曜日

科学探究スタート!!(生物編)

いよいよ科学探究がスタートしました。これぞ千里高校ならではの名物授業!


********************************************

ここで、科学探究についてご存じない初めての方に説明しよう。


科学探究とは、スポーツ科学、数学、物理、地学、化学、生物などの各研究領域に総合科学科の2年生が


わかれ、クラスをまたいだグループ研究を行うものである。


1年次に鍛えた実験の腕前と知識をフル活用し、自分たちで研究テーマを設定し、1年かけて研究を行う。


その研究たるや、普通の高校ではなかなかできないものも多く、場合によっては専門的な装置を使った


研究も行う。そして1年間の研究成果は千里フェスタという発表会で発表し、研究論文も書き、とまさに


大学4回生の卒業研究(略して卒研)の高校生版である。ここでは、自分たちで研究方法から材料集め


などを行い、先生はアドバイザーとして存在する、まさに総合科学科の生徒として、知識・技能をフル


活用できるエキサイティングな授業なのである。


これを見て研究したくなった高校入学前の君たち!千里高校は君たちを心待ちにしている!!!

********************************************


さて、本題に戻ります。写真は科学探究の生物領域の様子です。



生物分野では基礎実験として、酵母菌(イースト)の行う嫌気呼吸(アルコール発酵)について実験しました。


なかなか溶解しにくい酵母菌に悪戦苦闘したりしましたが、1年次の科学探究基礎で鍛えた腕前で、みごと実験をこなしていきました。












温度条件によって、劇的に呼吸速度が変化することを目で確認できる実験結果でした。



今回の実験よりもさらに嫌気呼吸を活発にさせる条件を調べ、来週実験を通して検証します。


さて、どこの班が一番活発な条件を見つけ、証明できるでしょうか。今から楽しみです。



次のブログでは、化学編(清涼飲料水中のビタミンC濃度をヨウ素で調べる)です。お楽しみに。